治療院に行く前に大切なこと!
整体・接骨院(整骨院)・鍼灸院など当院の周囲にも多くの治療院があります。ざっと半径500mで10件程度あるのではないでしょうか?
そこで沢山あるので患者さんも選ぶのに困らず、気楽に通院できる反面、困ることもあると思いますのでその辺りをお話をしたいと思います。
先に結論からお話をすると、最初の選択肢は「病院」を選ぶようにしましょう。
我々は体の中の状態まで画像で診たり検査することができないからです。そこで器質的な問題がある場合は病院で診断・治療を受けるようにしましょう。間違っても治療院を第1選択にしないようにしましょうね。
さらに詳しくご説明しますね。
病院で出来ることについて
病院では医師を筆頭にコメディカルチーム(理学療法士・作業療法士・看護師など)がいます。医師は問診、検査、診断、治療(投薬・手術など)を行います。
リハビリが必要な場合は医師は基本的には行わず、理学療法士や作業療法士がリハビリにあたります。いわゆる保存療法(手術をしない)方法でアプローチを行っていきます。
ざっくりではありますが、簡単に言うとこのような感じとなります。
治療院ができることは何か?
まずはここで治療院の役割についてお話をしたいと思います。
①接骨院(整骨院)…柔道整復師(国家資格)怪我の処置や急な痛みに対して対応可能
②鍼灸院…鍼灸師(国家資格)鍼やお灸で治療を行います。
③整体…国家資格ではなく、民間の施術学校を卒業した方や独自の施術をされている。
では、治療院ができることは
多くの場合、病院でのリハビリを治療院で受けたり、病院でできないことを提供している院が多くあります。
どうしても病院でのリハビリの場合は、保険制度の兼ね合いで時間の制限と期間の制限あります。その場合、その後の治療を担っているのが我々のような治療院となります。
病院は沢山の人数が来院されるので、どうしても事細かな対応やよりパーソナルことが出来にくい環境にあります。しかしながら、一生懸命に皆様に対応できるように奮闘していますが、なかなか難しいのかな?と思います。
治療院に行く前に必ず病院で診てもらうようにして下さい
私は、10年以上病院勤務していた経験から多くのことを学びました。そこで病院を第1選択にすることを勤務時代から伝えており、開業した今も変わらず病院を第1選択とすることが大切だと皆さんに伝えております。
なぜ、そのようなことを言うのか?
それは命に関わることがあるからです。これは患者さんが医療を受ける権利があることはもちろんですが、取り返しの付かないことになると大変なことになるからです。
まずは病院へ、そこであまり良くならない場合は治療院へ行くことをお勧めします。